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2014年10月03日

東倉由実「子ども同士のけんか」

子ども同士のけんかで親が出てくることがあります。

それに子どもは自分に都合のいいように、ちょっと話を脚色して親に言いつけたりするものです。

「なぐったのはうちの子が悪い。でも、どういう状況でそういうことになったのか、本人に確かめてみます」

と言って、本人を呼び、

「ちゃんと話を聞きたいから、初めから話してごらん」

と、冷静な口調で聞きます。

A君と遊んでいるうち、ちょっとしたことで口げんかになって、自分が一番気にしてコンプレックスをもっている顔のあざをからかわれた、それもしつこく。

それで怒ってなぐってしまった、という場合もあります。

相手のA君にも事実を確かめるそのとき、A君に、

「痛かったでしょう。A君、うちの子はこう言っているけれど、そうなの?違ってたら言ってね」

と相手にも事実を聞く気持ちの余裕がほしいものです。

そして相手の親子に、

「こういうことのようです。なぐったことはあやまります。でもA君もうちの子にいちばん傷つくことをいったのですから、ひとことうちの子にあやまってくれませんか」

と言ってたがいにあやまってもらい、あとは、「また、なかよくしてやってね」と子ども同士、しこりを残さないように配慮してあげねばなりません。

東倉由実(マナーアドバイザー)


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    Posted by 東倉由実  at 15:16 │東倉由実



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